メーデー

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年5月1日

 日本で初めてメーデーが開催されてから100年の節目を迎えた今年、連合主催の中央大会が動画投稿サイト「ユーチューブ」を使ったインターネット上の開催となった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、集会もデモ行進もない異例のメーデーだ。

 働き方改革は道半ばで、長時間労働の見直しやテレワークを含む多様な働き方はなかなか進まないと思っていたら、コロナ禍で状況は一変した。テレワークの徹底が求められ、解雇や雇い止め、休業要請で働きたくても働けない人があふれている。アルバイトがなくなり、退学を考えなければならない大学生も増えているという。

 労働組合の組織率低下や参加者の減少から、連合のメーデー中央大会は近年、連休さなかの5月1日ではなく4月中に開催されてきた。ほぼ5月1日に続けてきた苫小牧の2団体も今年、集会とデモ行進を中止した。感染症対策とはいえ100年の記念の年に「労働者の祭典」が消えたのは、労働者が置かれている環境の厳しさを物語っているようにも見える。

 組織労働者だけでなく非正規やフリーランスなど不安定な働き方の人たちも、働く人全ての生活がきちんと成り立つ社会にしなければ、コロナが終息しても明るい未来はない。集まることができない人とどうやってつながりを持つか、「模索する機会と捉えたい」と連合会長は話した。静かなメーデーに改めて考えたい。(吉)

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