全中大会中止へ-中体連

  • スポーツ, その他のスポーツ
  • 2020年4月25日

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本中学校体育連盟(中体連)が8月に予定していた全国中学校体育大会(全中大会)を中止する方向で検討していることが24日、分かった。関係団体との調整を経て、来週にも正式発表する。

 今年の全中は8月17~25日に岐阜、静岡、愛知、三重で開催し、選手約1万2000人が参加予定だった。ウイルスの感染拡大と緊急事態宣言の発令を受け、中体連は開催可否についての理事の意見を集約。授業に支障が出ることから延期開催は難しく、中止の方向性が固まった。中体連によると、全中が過去に中止になった例はない。

 全国高校総合体育大会(インターハイ)については、全国高等学校体育連盟(全国高体連)が26日に臨時理事会を開き、8月に21府県で予定される今年の大会の開催可否を検討する。

 目標失った選手案じる関係者は肩落とす-苫小牧

 苫小牧の中体連競技関係者からは、全中の中止で目標を失った選手を案じる声が聞かれた。

 昨年夏、兵庫県で開催された全国中学校体育大会柔道女子57キロ級で3位入賞を果たした廣島あおい(明野中3年)が所属する尚志館當摩道場の水見秀紀代表は「全国優勝も狙える勝負の年だった」とやるせなさをにじませた。

 出場が決まっていた全日本カデ(15~17歳)体重別選手権(4月12日、大阪府)が3月中旬に中止になっていた。「今年度いっぱいまで大会はすべてなくなる覚悟でいようと話してきた。本人は思ったよりも冷静で、次の高校年代に向けて切り替えている様子だった」。他にも全国大会に近い所属中学生を抱えるが、「廣島のように目標設定を変えて頑張るしかない」と代表は言う。

 剣道道場の苫小牧至誠館の渡辺光敏館長は、昨年の全道中体連で3位に入った小林茅峯(明倫中3年)に触れ、「今年こそ全国に進もうと意気込んでいただけに、気落ちしていないか心配だ」と話す。「今後は他の全国規模大会が開催されることを願って、自主トレなどを頑張ってくれれば」と語った。

 日本バスケットボール協会主催のナショナル育成センターに2年連続で合格した山岸竜輔(3年)を擁する青翔中バスケットボール部の佐々木勤ヘッドコーチも落胆の色を隠さない。「全道や全国を本気で狙っていた。今年こそと思っていたので本当に残念だ」と話す。「選手のモチベーションが下がらないか心配」と不安を口にした。

こんな記事も読まれています

  • テストフリー広告

       <pre><span style=”background-color: #0000ff; color: #ffffff;”>苫小牧民報社創刊75周年記念講演会</s

    • 2025年7月18日PR
    テストフリー広告
  • テストフリー広告

       <!DOCTYPE html>  <html lang=”ja”>  <head>  <meta charset=”UTF-8″

    • 2025年7月18日PR
  • TEST
    • 2025年7月15日
  • TEST
    • 2025年6月26日
  • 新 着 図 書

       アリーチェと魔法の書(長谷川まりる)絶体絶命ゲーム 16(藤ダリオ)どろぼうジャンボリ(阿部結)ふしぎ駄菓子屋銭天堂 3(廣嶋玲子)ふみきりペンギン(おくはらゆめ)金色の切手とオードリーの秘密(オン

    • 2025年6月21日undefined, 組版, 苫3社
ニュースカレンダー

紙面ビューアー

2025年7月22日
過去30日間の紙面が閲覧可能です