新型コロナ 千歳の北星病院で新たに感染6人、クラスターか経路を調査へ

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  • 2020年4月24日
看護師、介護職員の感染が分かった北星病院

  千歳市清流5の北星病院では23日、看護師5人、介護職員1人の新型コロナウイルス感染が新たに確認された。8日に初めて入院患者の感染が確認されて以降、外来診療を休止し、20日に再開したばかりだった。23日から再び外来診療とリハビリ、健康診断、新規入院の一部受け入れを休止している。同病院の感染者は計8人となり、千歳保健所はクラスターの発生とみて感染経路を調査している。

   同病院の科目は内科、リハビリテーション科、整形外科、麻酔科、リウマチ科の5科。病床数は140床で、1階は外来患者の診察室やリハビリテーション室、2階は一般急性期病棟(40床)、3階は回復期リハビリ病棟(50床)、4階が医療療養病棟(50床)。このほか通所、訪問リハビリも行っている。現在は115人が入院し、非常勤も含めた職員330人が勤務する。

   同病院では今月、入院患者2人の感染が判明。2人目の患者と接触のあった患者7人、職員38人の検体を検査機関に送り、職員6人の感染が分かった。感染者はいずれも、入院患者と接する機会が多い部門で勤務する職員。患者の転院の予定はない。

   同病院では3月中旬から面会を禁止し、職員の健康管理を徹底。今月20日に外来診療再開後も入館者への検温と手指消毒を求めてきた。同病院事務局は「医療従事者として新たな感染を生まないよう、取り組みを徹底していきたい」としている。

   別棟を拠点とする通所、訪問リハビリと介護老人保健施設「北星館」は通常通り業務を行っている。同病院は千歳保健所との相談の上、27日に外来診察などの再開を予定している。

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