新型コロナ影響 市内の公共 スポーツ施設再び営業を休止

  • スポーツ, その他のスポーツ
  • 2020年4月21日
改めて開場に向けた整備作業を進める、とましんスタジアムの管理者=21日
改めて開場に向けた整備作業を進める、とましんスタジアムの管理者=21日
再閉館前日のアブロス日新温水プール。利用していた人はまばらだった=19日
再閉館前日のアブロス日新温水プール。利用していた人はまばらだった=19日

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、苫小牧市内のスポーツ関連公共施設18カ所が国や道の緊急事態宣言を受けて20日から再び営業を休止した。間もなく春のオープンを迎えようとしていた屋外施設もあったが、競技団体による大会の中止や延期も相次ぎ、本格的な再開の見通しが立たない状況が続いている。

 緑豊建設が指定管理する緑ケ丘公園内の施設は、例年6月に開場する天然芝サッカーラグビー場を除く7施設が閉鎖となった。3月23日にオープンし、今月1日から開場し、照明設備を生かした夜間開放も始めていたサッカー場は当面の閉鎖期間となる5月6日までに、100件以上の利用予約が入っていたものの、大半がキャンセルとなったという。

 とましんスタジアムと清水野球場は今月11日にオープン予定だったが、同日開幕予定だった高校野球スプリングチャレンジリーグ2020が中止になったことを受け、整備日程も変更していた。準備も残りわずかとなっていたところで、大会予定が次々と消えていった。少年野球場も29日の開場予定を来月中に変更した。

 「命の安全が最優先」と語る同社の矢野孝一副統括は「収益圧迫は避けられないが、苫小牧での感染拡大を食い止めるためには必要なこと」と苦渋の表情を浮かべた。

 市内5カ所の屋内運動施設を指定管理する都市総合開発は疫病情勢に細心の注意を払いながら、15日にアブロス日新温水プール=日新町=、シンコースポーツ北海道と共同事業体を組むアブロス沼ノ端スポーツセンター=北栄町=のプールを使った自主事業再開に踏み切ったばかりだった。

 「密閉・密集・密接」の3密になりやすい屋内フロアで行うフィットネス講座などは、来月の大型連休明け再開の方向で、2度目の休館措置で事業の計画は練り直しを迫られた。大江和弘統括責任者は「仕方がないこと。利用者からは残念がる声や不安視する声、どちらも上がっていた」と話す。

 休館中は各施設をもう一度くまなく消毒し、保守点検にも取り組む。大江統括は「利用者の不安を少しでも払拭(ふっしょく)できるよう、次の開館に向けて準備したい」と気を引き締めていた。

 白鳥王子アイスアリーナ=若草町=をはじめとしたスケート施設もすべて休館となった。通年で利用者に供しているトレーニング室は器具の消毒や換気などの対策を講じて営業してきたが、いったん閉鎖することになった。

 同アリーナとダイナックス沼ノ端アイスアリーナ=北栄町=を指定管理する苫小牧市スポーツ協会の小金澤周平係長は「残念ですが、現在の情勢を踏まえれば、利用者の安全を確保するためにやむを得ない。再び開館した後には、たくさんの人に利用してもらいたい」と話した。

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