想像

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年4月14日

 道内に住む人の新型コロナウイルス感染が初めて確認されてから、ちょうど2カ月がたった。ウイルスの性質も予防対策もあまり知られていなかった初期の頃に比べれば、密閉、密集、密接の「3密」を避けなければならないことや、無症状の人が知らずに感染を広げてしまう危険性があることなど、だいぶ自らの行動に引き付けて考えられるようになってきた。

 それでもまだ、感染が自分や家族の身にも起きると想像したら、とてもこんなまねはできないだろうに、と思うような行動を取る人がいる。全国紙によると、欧州旅行から帰国した学生が懇親会などで感染を広げた京都産業大学には、「学生の住所を教えろ」「大学に火を付ける」などの電話やメールが相次いだ。「京産大生の入店はご遠慮願います」と貼り紙をする飲食店があったり、京産大生というだけでアルバイト先から出勤を断られたり、子どもが通う幼稚園から「連れて来ないで」と言われた大学職員もいるという。

 年度変わりで首都圏などとの往来が活発になったせいか、道内でも札幌を中心に第2波の感染が広がっている。東京から北海道や苫小牧に来ないでほしい、と思ってしまいそうになったら―。例えばそれが、東京の大学に入学したばかりなのに講義が始まらない自分の子どもだったら、東京や大阪で単身赴任している家族だったら、と想像してみる。(吉)

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