FCフォルテ道南ブロック2連覇 シニアリーグ「シニア40」 サッカー

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  • 2024年11月9日
シニアサッカーリーグ道南ブロックのシニア40の部で2連覇を達成したFCフォルテ

  苫小牧市のサッカークラブ「FCフォルテ」は、5月から10月まで行われたシニアサッカーリーグ道南ブロックのシニア40の部で優勝し、来年の全日本O―40北海道予選への切符を手にした。ブロック大会は昨年に続く2連覇。監督兼選手の砂盛愼は「チームを立ち上げた中心選手たちが50歳を迎え、今後チームを離れるかもしれない中、優勝できてうれしい」と喜ぶ。

   大会は半年間で9チームが総当たり戦を行った。フォルテは苫小牧に0―2で敗れるも、他の強豪に競り勝ち、最終結果は6勝1敗1分け(勝ち点19)。苫小牧と勝敗、勝ち点が並ぶも総得点で上回り、1位の座を勝ち取った。今年は新加入選手も4人いて、チーム在籍数は30人ほどに。前線から粘り強くプレッシャーを掛け、守りの中からボールを奪い、早い展開でトップへつなぐ守備的なサッカーが持ち味だ。

   試合ではマッチアップする相手や球際へ厳しく当たる意識を共有。砂盛は「フィールドで選手同士の距離が長くなりすぎると、攻撃は単調になるし、守備でもサポートに入りにくくなるので、距離感も意識した。加入選手たちもうまくチームに融合してくれた」と振り返り「残り5分で同点の場面から勝ち越す試合展開もあった。拮抗(きっこう)する中で勝ち切れたことも、今回の結果につながった」と話す。

   昨年の道南ブロック大会を制して出場権を得ていた7月の全日本北海道予選では抽選の結果、道内各ブロックの優勝チームが集う予選グループを戦い、戦績は3戦3敗。砂盛は「強豪相手に良い内容で試合を運べたし、チャンスもあった」と手応えを語る。

   今年の道南ブロック大会の結果を受け、フォルテは来年7月、釧路市で開催予定の全日本北海道予選に再挑戦する。砂盛は「来年もブロック大会優勝、北海道予選ではベスト4を目指し、仲間たちと戦っていきたい」と力を込めた。

   今季(5~10月)のシニアサッカーリーグ道南ブロックシニア40の順位は(1)FCフォルテ(6勝1敗1分)(2)苫小牧(6勝1敗1分)(3)室蘭(4勝1敗3分)(4)函館(5勝3敗)(5)伊達登別(3勝4敗1分)(6)日本製紙勇払(2勝2敗4分)(7)NEO(2勝4敗2分)(8)登別(1勝7敗)(9)桧山(1勝7敗)

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