恵庭市赤十字奉仕団(池長和子委員長)は3日、「新入学児童の新型コロナウイルスの感染予防に」と手作りしたマスク682枚を恵庭市に寄贈した。6日に入学式が行われる8小学校の新1年生606人に配布される。
新学期に児童が着用するマスクが不足していると3月27日に、市教委からマスク製作の依頼を受け、奉仕団は30日に4分団(東、西、南、島松)で協議し快諾。材料の入手が困難な中、団員が奔走してゴムひも、生地、ガーゼ、ミシン糸を確保。31日から4月2日までの3日間で延べ58人が第2福祉会館集会室に集い、682枚のマスクを製作した。
手作りマスクは生地にネコや水玉、乗り物の絵柄を選んだ。外生地と内ガーゼの2層構造。作業に当たってはアルコール消毒、室内の換気などにも注意を払った。
役員と共に市役所を訪れた池長委員長は「コロナから身を守り、楽しい学校生活を送ってほしい」と話し、原田裕市長にマスクを手渡した。市長は「これで児童たちが安心して入学式を迎えることができる。大切に使わせていただきます」と謝辞を述べた。