ホクレン女子陸上部は3月31日、ホクレンビル(札幌市中央区)で記者会見を開き、2020年度の新体制を発表した。保坂野恋花(のこか)が新加入したほか、新たに田鎖慶大氏がコーチに就いた。部長は山田勝利氏、監督は長渡憲司氏が引き続き務める。
チームは長距離専門で選手は10人。保坂は山梨県出身の22歳。「1500メートル、5000メートルで日本のトップで戦える選手を目指している」と言い、「クイーンズ駅伝のシード権獲得に貢献したい。初戦がいつになるかは分からないが、しっかり体をつくりレースで結果を出したい」と抱負を述べた。
長渡監督も「走りが力強い。トラックで勝負したいという意向なので、まず本格的な1500メートルで日本選手権の参加資格得獲得に向け、スピードを強化していきたい」と期待を込めた。
新型コロナウイルスの感染を受け、チームは練習を制限しているという。今年も引き続き主将を務める菊地優子は「いつレースに復帰できるか分からないが、その日まで、毎日着実に日々過ごしていきたい」と話した。
山田部長は「この体制で活躍し、北海道の生産者を勇気づけ、北海道農業をPRし、道民から愛されるチームを目指していきたい」とあいさつ。同日ホクレンアンバサダーに就任したタレントの森崎博之氏も「皆さんは背中に北海道の農業、新鮮な牛乳を背負って走っている。共に頑張りましょう」と激励した。