恵庭商工会議所(中泉澄男会頭)は30日、商議所で第60回通常議員総会を開いた。設立30周年記念式典の10月6日開催を柱とする事業計画案など5件を審議し承認した。
事業計画では設立30周年記念事業の実施や自然災害・感染症対策等に備えた事業継続力強化支援事業の推進、市内の専門学校や大学などの高等教育機関との連携強化など重点15項目を盛った。収支予算案は総額2億913万円。
中泉会頭は、新型コロナウイルス感染拡大の影響について、「過去に例がないほど深刻」と述べ、「恵庭市と共に支援について協議している。終息の見えない中、共に立ち向かっていきたい」と出席者に協力を求めた。
席上、事務局が2月4日から3月19日まで商議所が実施した新型コロナウイルス経営相談の調査結果が報告された。相談件数は53件。飲食業が過半数を占め、建設業、小売業、旅客運輸・旅行業が続く。相談の大半は客足減少や予約キャンセルによる資金繰りの悪化や先行き不安だった。