運転免許証を返納しやすく 来月から隔月で窓口設置―恵庭市

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  • 2020年3月30日
運転免許証自主返納の窓口開設をPRするチラシ

  恵庭市は運転免許証の自主返納を希望する市民のために、4月から市民会館に「窓口」を臨時開設する。隔月で1回の定員は15人程度。市では「市民の利便性を高め、自主返納できる環境を整えたい」としている。

   自主返納は加齢などで運転に不安のある免許保有者が所轄の警察署または運転免許試験場、免許センターのいずれかで手続きすることになっている。恵庭市民は千歳市内の千歳署か、札幌まで出掛けなければならず、市民から窓口開設を要望する声が寄せられていた。

   市は千歳署の協力を得て、事前申し込みを前提に臨時開設する運びになった。併せて希望すれば「運転経歴証明書」「マイナンバーカード」の申請も受け付ける。

   恵庭市民の運転免許証の自主返納は2017年が139人、18年が139人。東京で高齢者が運転する車による死亡交通事故が相次いだ19年は151人に上った。「自主返納する市民は65歳以上が99%」という。

   市は「町内会回覧や広報えにわで市民に周知。20年度の実施状況を見た上で21年度以降の対応を考えたい」としている。

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