千歳ゆかりの漫画家ヤマザキマリさん 支笏湖描いたポスター 市役所に特大パネル設置

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  • 2020年3月28日
ヤマザキマリさんが支笏湖をモチーフに描いたイラストの特大ポスター

  千歳市ゆかりの漫画家ヤマザキマリさんが支笏湖をモチーフに描いたイラストの特大ポスター(B1判、縦180センチ、横120センチ)の撮影用バックパネルがこのほど、千歳市役所第2庁舎ロビーに設置された。支笏湖のチップのほか、樽前山を臨む湖畔、紅葉の山線鉄橋、湖底、丸駒温泉(露天風呂)、美笛キャンプ場の5枚が鮮やかな湖の支笏湖ブルーと一緒に描かれている。婚姻、出産、転入の届け出に来庁する市民が「記念に」とスマホやカメラで写真を撮るなど静かな話題になっている。

   千歳を代表する観光スポットをPRしよう―という観光振興事業の一環。特大ポスターパネルは、道の駅サーモンパーク千歳や支笏湖ビジターセンターなどにも設置する。

   漫画「テルマエ・ロマエ」の作者として知られるヤマザキさんは、4歳から15歳までを千歳で過ごした。青葉公園や千歳川で虫や魚を採取。自転車で支笏湖に出掛けるなど大の自然好き。2017年には支笏湖湖水まつりで自身がボーカルを担当するバンドの初ライブを開いた。

   市が昨年5月にポスター用イラストの作成を依頼したところ「千歳に役立つPRができることをうれしく思う」と快諾。12月に完成した。

   今後は、千歳高校国際教養科の生徒に依頼中のキャッチコピーを入れてポスターを作成、ヤマザキさんが描いたチップのイラストは、公用車や市内の路線バスの車体に貼って利用する。

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