苫東港でクロガシラ開幕、納得の1枚ゲット

  • 釣り
  • 2020年3月26日
良型のクロガシラを釣り上げた村上さん
良型のクロガシラを釣り上げた村上さん
苫小牧港・東港。弁天側の中央水路
苫小牧港・東港。弁天側の中央水路

  投げで狙う苫小牧のクロガシラ釣りの季節がついに到来した。投げ釣りファンにとっては待望の春の便り。時期が早いと良型が期待できるとあって、有望ポイントは早くもさおが並んでいる。

   3月中旬、苫小牧港・東港の中央水路(苫小牧市弁天)に釣座を構えた苫小牧市明野新町の会社員、村上正信さん(60)が上げたのは40センチ近い良型。肉厚できれいな魚体だ。

   さおを出したのは護岸。一部に砂浜があり、ここから50~60メートル沖に狙いをつけて仕掛けを投入した。釣り始めから2時間の午後3時ごろ、魚信を知らせるさお先の鈴が激しく鳴り、一拍置いて合わせた。波打ち際が近くなると魚の抵抗は激しくなる。さおは大きくしなり、ラインがぐんぐんと水中に差し込む様子はいかにもクロガシラ。寄せ波に乗せて慎重に波間から引き抜き、良型を手にした。

   村上さんのタックルは3・6メートル~4・5メートルの投げざおに「仕掛けは天秤や胴突きなどいろいろ」。この日クロガシラが付いたのは天秤の1本針仕掛け。針に付けるイソメは1本だけ。これで結果を出すからなんともコスパは高い。リールは「サケのぶっ込みにも使う」PEラインを巻いたスピニング。座布団級のクロガシラも強引に抜き上げることができる仕様だ。

   「ホームグラウンドは西港なんだけど、この時期は東港もいいから」と村上さん。向かい風の強い投げ釣りには少々厳しい状況。「この型なら1枚で十分だよね」と納得の表情だった。

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