38年の教員生活では小学校、中学校いずれの勤務も経験。「義務教育の9年間を自分の目で見通すことができ、大変恵まれていたと思う」と目を細める。江別市生まれ。学生時代は釧路で育ち、初任は同管内の弟子屈町立美留和小学校だった。
苫小牧では27年の間に、小学校2校と中学校7校を経験。学力と共に、体力向上に向けてスポーツの楽しさ、大切さを学んでほしいという考えを常に抱き続けてきた。
最も思い出深いのは、一般教諭として勤務した啓北中学校時代。10クラスもある学年の生徒指導にあたるとともに、野球部の顧問として活動。中体連の全道大会で優勝し、全国大会でも3位という結果を残した。
小学生、中学生それぞれの成長を肌で感じ、その都度喜び、感動があった。現在の泉野小6年の成長スピードにも驚かされているという。「他の仕事では味わえない良い経験ができた」とほほ笑む。