千歳商工会議所(入口博美会頭)は17日、千歳商工センターで通常議員会総会を開いた。創立60周年記念式典・祝賀会の11月6日挙行など総額1億2050万8000円の2020年度収支予算、事業計画など議案3件を議決。31日付で退任する奥山拓己専務理事(65)の後任に千歳市市民環境部長の鈴木隆夫氏(59)=31日付で退職=を選任する案に同意した。任期は22年10月末まで。
総会には、委任状合わせ54人が出席。事業計画は(1)地域振興 中心街の魅力づくりとにぎわい創出(2)組織力強化と財政基盤の確立を基本方針に掲げ、新千歳空港の民間委託に伴い発足する「空港別地域協議会(仮称)」に参画し、地域活性化策の実現を目指す―ことなどを掲げた。
入口会頭は、新型コロナウイルスの感染拡大に触れ、「海外からの観光客減少に加え、イベント自粛でホテル、飲食店で予約のキャンセルが相次いでいる」と市内経済への影響を憂慮。「市、金融機関、ハローワークと連携し中小企業への融資・支援制度を周知していく」と語った。