3月に施行した日本パークゴルフ協会(本部・十勝管内幕別町)の新ルール適用大会「アソバセ杯」が14日、苫小牧市糸井465の糸井の森パークゴルフ屋内コースで道内の先陣を切って開かれた。男女2人1組の36組72人によるペアマッチ戦は、今回から公式ガイドブックに明文化されたペア競技要項にのっとりベストボール方式で36ホールをラウンド。10年ぶりのルール改定による大きな混乱もなく、参加者は熱戦を展開した。
ベストボールのペア戦は2組4人でラウンド。各ホールのティーショットは全員行うが、2打目以降はペアが有利なボールを選び交互に打っていく。新規定は、選択しない方のボールを同伴組に宣言せずに拾い上げた場合にペナルティーの2打が加算されることになった。コース上では、各組がそう決めたボールの色やメーカー名を挙げ、「取ります」と同伴組に通告する声があちこちに響いた。
そのほか、OB区域を除いたコース上でショットが困難な場合に宣言可能なアンプレヤブル(1打加算)などを活用するシーンも目立った。
アソバセ杯を制した高安昭仁・門脇豊子組の門脇は「新ルールを意識して練習してきた成果が出た」と話す。4月以降は屋外大会に順次出場予定だが、現時点でルール改定による不安はないという。競技歴1年半でペアを組む高安は「とても分かりやすくなった」と新ルールの印象を語った。
結果は次の通り。
▽順位 (1)高安昭仁・門脇豊子85(2)久保・斉藤86(3)佐藤・林86(4)谷口・渡辺88(5)漆坂・熊谷89=ネット、同スコアは規定=