専用クラブ1本とボール1個で、誰でも気軽に楽しむことができるスポーツ「パークゴルフ」。日本パークゴルフ協会(本部・十勝管内幕別町)の新ルールが3月から施行されている。2010年以来10年ぶりの大幅改定。ショットが困難な場合にプレーヤーが宣言するアンプレヤブルの付加打数は2打から1打に減り、2打目以降のボールをマークして拾い上げて拭けるようにするなど競技者に優しくなった半面、内容が細分化され「浸透するには時間がかかる」との声も上がる。
幕別町が発祥の地となる生涯スポーツ。今回のルール大改定は各種行為に付与されるペナルティーの定義の整理など、より競技性を意識させるものになった。「分かりやすく、すっきりした印象」と胆振地区パークゴルフ協会連合会の宮尾正信主任指導員は話した。
ルールや競技指導を行う立場として、昨年から20近くの変更箇所を検証。同年11月下旬には、東西胆振の連合会所属協会12団体の指導員50人ほどを集めた新ルール講習会で周知を図ってきた。
ただ、雨などで自然発生したカジュアルウオーターの救済範囲拡大による「カップに近づかない」プレース位置の選定、ボール拾い上げ後の正確なプレース、ストローク時に植木など不動の障害物にクラブが接触することで付加される2打罰のペナルティー―といった、判断の難しそうな事項が複数ある。宮尾さんは「愛好者一人一人がしっかりルールを理解していくことが大切」と呼び掛ける。
苫小牧パークゴルフ協会は新ルール施行を受け、これまで担当者が1人だった指導普及委員を5人ほどに増員した。
市内の民間コースの協力も得ながら、新たなルールの周知活動を展開する構えだ。秋元逸男会長は「半年近くかけて浸透するように持っていきたい」と言う。
今季はオープン杯(4月23日)を皮切りに、大会22事業の開催を予定している糸井ゴルフパーク54=糸井400=の佐藤博幸支配人は、各大会の試合前にワンポイントルール説明の時間を設ける考えだ。「新ルールを知らないと、かえって損するケースが生まれる。正しいルールの下で楽しくプレーしてほしい」と期待した。