白老ふるさと昔話制作事業実行委員会(高山長基実行委員長)は白老町町制施行70周年記念事業の一環として、ふるさと昔話上映会を23日午後0時25分から、町若草町の民族共生象徴空間(ウポポイ)体験交流ホールで開く。定員は280人。希望者は20日までに専用QRコードで予約する。
同実行委で制作し、9月にBS―TBSのアニメ番組「むかしばなしの部屋~伝えたい日本昔話」で全国放送されたアニメ3作品を上映する。白老ゆかりの医師、故高橋房次氏が生前、白老でアイヌ民族をルーツとする古老の口伝を聞き書きした、JR登別駅前のフンベ山にまつわる「ふんべ山」と、アイヌ文化研究者で先住民族初の国会議員、故萱野茂氏が平取町に伝わる民話を書き起こした「きつねのチャランケ」、アイヌ三大歌人の1人で白老ゆかりの故森竹竹市氏の遺稿「ウェペケル」を原典とする「金の声 銀の声」。アニメの語りを務めた女優の夏木マリさんによる特別メッセージも上映する。
エントランス棟ではアニメ番組の監修を手掛けるアーティスト小林三男さんらの原画展を開き、来場者にはオリジナルエコバッグをプレゼントする。
上映会は無料。ただし、ウポポイ入場料は必要。午前9時から午後0時25分までにウポポイに入場し、同25~40分に同ホールに入る。同1時40分終了予定。
問い合わせは同実行委事務局(ケイホク内)の高山さんか本間さん 電話0144(87)2311。