アブロス沼ノ端スポーツセンター(苫小牧市北栄町)を指定管理する都市総合開発・シンコースポーツ北海道コンソーシアムは1日から、ボイラー設備の定期点検などで長期閉館中の同センターを清掃中だ。現在は長さ25メートルの短水路計8コースを備えたメーンプールや幼児用プールなどを従業員約30人がかりで磨き上げた。「きれいになあれ」と思いを込め作業に精を出している。
プールの営業再開に向けて水の注入に4日、冷水を30度前後に加温する期間として5日ほどかかるため、清掃には手厚く人員を投入。底のタイルにこびり付いた汚れの除去、ステンレス製手すりのさび落としが繰り広げられる。
窓を開けて換気し、涼しい館内ではあるが、作業中はTシャツ、短パン姿の従業員の額に自然と汗がにじむ。
「普段は目に付かないところも細かく掃除したい」と大江俊彰館長。プールの清掃を終えた後は、エントランス、トレーニングやロッカー各室に範囲を広げていく。16日に予定していた営業再開日が、市の方針により20日以降にずれ込むことになったが、作業は15日までに完了させる見通しだ。「利用者さんにきれいになったねと声を掛けてもらえるよう、全員で頑張りたい」と大江館長は意気込んでいた。