今週の前半まで、白鳥王子アイスアリーナにほぼ日参した。先週午後は、プレーヤーが氷上練習に没頭中。FW大澤勇斗選手一人に対し、荻野順二、小川勝也両コーチが付きっきり。
一昨日午後ならFW中島彰吾選手ら6人が特訓中。菅原宣宏監督率いる王子イーグルスは、あすから韓国の安養で行われるアイスホッケー・アジアリーグプレーオフのセミファイナルに臨み、アニャンハルラと対戦し、先に2勝した方がファイナル=決勝に進む。
8年ぶりリーグ優勝を目指して苫小牧軍団の奮起に期待する。先立つレギュラーリーグで王子は3位となり、韓国のハルラは2位だった。一昨季までに5回の優勝を誇る強豪ハルラ。王子にとっての難敵と思えるが、王子VSハルラの今季これまでは王子4勝、ハルラ2勝で王子が勝ち越した。
レギュラーリーグ個人戦績得点部門上位10位には、首位のキム・ギソンはじめ、ハルラは3人の選手が名を連ね、王子は7位タイに中島、大澤両選手が並んだ。アシスト合計ポイントは王子の中島選手がトップ。GKは防御成績的に王子のマッキンタイア、ハルラのダルトン両主戦級が双璧を成し、激戦となりそうだ。
王子一筋18年目のFW百目木(どめき)政人選手は今回に向け「それぞれが目的をしっかり持ち、気持ちを前面に出して戦う」。2度のリーグ覇権を知る、いぶし銀の言葉には説得力がある。(谷)