人柄

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年2月19日

 新型コロナウイルスの感染者がじわじわと増えている。東京、神奈川など首都圏だけでなく和歌山や北海道でも。「誰から」の見えない怖さが広がる。

 各地でスポーツ大会が中止されたり、規模が縮小されたりし始めた。神戸市内の病院では医療用のマスク6000枚が盗まれ、警察に盗難届が出されたそうだ。冷静に備え、正確に恐れることの大切な時が、いよいよ来たようだ。

 厚生労働省は17日、新型肺炎対処の目安を発表した。発熱したら会社や学校を休む。37・5度以上の熱が4日続いた場合や、強いけだるさ・息苦しさのある場合はすぐ、全国に530カ所ある相談センターに相談する。高齢者や糖尿病、心不全など持病のある人は症状が2日続いたら相談する。窓口で勧められた医療機関のみを受診する―。きのう、ある大臣がテレビカメラの前で話していた。「もし官庁の中枢が感染したらどうするのかを考えなければ」。企業も学校も家庭も、マスクや手洗いを呼び掛けるだけでなく、その次の段階を想定した備えが必要だ。

 時事通信と共同通信の世論調査で、安倍内閣不支持が支持を上回った。その安倍首相が、自らの発したやじを衆院予算委員会で謝罪した。しかし、野党との質疑の中の答弁でまた新しい対立の火種が増えたようだ。新型肺炎の感染拡大の大波に揺れる日本という船。乗る国民の不安は、肺炎ともう一つ、船長の人柄と言動―。(水)

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