千歳署は5日、千歳市内に住む80代の女性が金融機関職員を名乗る男から預金口座のキャッシュカードをだまし取られ、約340万円を引き出される被害に遭ったと発表した。詐欺事件として調べを進めている。
同署によると、4日に女性宅へ金融機関職員を名乗る男から電話で「後期高齢者の保険料還付金を振り込もうとしたがキャッシュカードの期限が切れて交換が必要。職員が自宅に伺う」と言われたという。女性は自宅に来た男に封筒に入れた同じ金融機関のカード2枚を渡した。5日に多額の預金が引き出されことを不審に思った金融機関が女性に連絡して発覚した。
同署は「金融機関職員を装ってキャッシュカードを受け取りに行くという電話は詐欺なので注意を」と話している。