苫小牧沖でのサクラマス釣りが絶好調だ。遊漁船からリミットいっぱいの定数釣りの情報が届いている。魚体が大きめで数も十分。銀色に輝くサクラマスを釣りたい人は挑戦するといいだろう。
遊漁船かつえい丸(田代健二船長)は19日、サクラマスを狙い苫小牧港・西港を午前6時に出港した。午前7時に苫小牧沖の釣り場に到着。仕掛けを下ろして間もなく1匹目が上がった。その後、コンスタントに当たりが連発し、午前11時ごろには乗客7人中6人が定数の10匹に達した。胆振地方の沖合でのサクラマス釣りは、資源保護を目的に胆振海区漁業調整委員会により1日1人10匹までと定められている。
かつえい丸はその後、魚群探知機で水深20~50メートルにソウハチらしき魚影を発見した。仕掛けを下ろしたところ、ソウハチの大群に当たり、30~35センチのソウハチを1人30~40匹釣り上げるおまけも付いた。
網走市から参加した山崎武志さんは、20年ほど前から毎年5回以上通い詰めるサクラマス釣り愛好者。この日は、朝の釣り始めに1匹を上げたが、その後2時間ほど当たりがなかった。そこで仕掛けを交換したところ、当たりが連発。重さ2・8キロの良型を頭に定数釣りとなった。「こんなことがあるから釣りはやめられない」と笑顔を見せた。
今季のサクラマスは型がよく、複数の僚船から3キロ超えの良型が上がったとの情報も入っている。