「学問の神様」とされる菅原道真を祭る太宰府天満宮=福岡県太宰府市=の「梅の親善使節」が23日、新千歳空港に着いた。同日は日本航空(JAL)千歳空港支店の特大絵馬の神事を執り行い、24日は千歳市役所を訪れて梅の花を贈り、一足早い春の便りを告げた。
神職4人が来道し、千歳、札幌両市の17機関・団体に梅の枝を接ぎ木した鉢植え98鉢を届ける。JALの千歳―羽田―福岡線開設を契機に1956年に始まり、今年64回目を迎える。
新千歳では20日から搭乗手続きカウンター近くに用意した縦1メートル、横1・5メートルの絵馬に神職が合格祈願のおはらいを行った。絵馬は31日まで設置し、備え付けの札に願い事を書いて取り付ける。同社が2月上旬に同天満宮へ空輸、奉納する。