陸上自衛隊北部方面総監部は、本道を舞台とした米海兵隊との日米共同訓練(22日開始)で米軍機MV22オスプレイは27日以降の機能別訓練で運用される見通しを明らかにした。訓練期間は2月8日まで。
千歳、恵庭両市にまたがる北海道大演習場や根室管内の矢臼別演習場などで訓練部隊が展開。寒冷地特有の積雪状態の地形や気象状況の下で、陸自と海兵隊による空地連携の作戦行動や実弾射撃を実施する。
今回の訓練では▽火力と航空の機能を充実させた日米共同の諸職種連携▽日米のヘリによる移動間射撃―などの内容を初めて盛り込んだ。
27日~2月2日までは指揮機関訓練や機能別訓練などを行う。北大演での機能別訓練は戦闘射撃や警戒訓練、空中機動などを展開予定。オスプレイは空中機動訓練で運用される。
4~7日には日米の協調による仮想敵撃破を想定した総合訓練を行う。
訓練に参加するのは、陸自北部方面隊第5旅団(帯広市)から1600人、沖縄キャンプ・シュワブなどに所在する米第4海兵連隊、普天間海兵隊航空基地所在の第36海兵航空群などから約2500人。国内で実施する陸自と米海兵隊の共同訓練としては過去最大規模となる。