北海道鉄道活性化協議会(会長・鈴木直道知事)はこのほど、むかわ町内の小学生を対象にした「子ども鉄道旅体験in日高線」を実施した。3校から2~6年生の児童16人が参加し、JR日高線(鵡川―苫小牧間)に乗車。鉄道の利用方法を学んだ他、市内で企業見学にも参加した。
将来の利用者となる子どもたちに鉄道を身近に感じてもらい、合わせて地域の魅力も知ってもらおうと昨年度から開始した取り組み。札幌、稚内、北見に続いて4カ所目の開催となった。
参加者には列車に乗車するのが初めてという児童も。鵡川駅から苫小牧駅まで移動し、全道の工場に酸素、窒素ガスを供給する苫小牧共同酸素の工場を見学。液化窒素にゴムボールを入れて瞬間冷却させるなどの体験学習も行った。
苫小牧駅では駅員室など構内の見学を行い、自動券売機を実際に操作し切符を購入する方法を学んだ。
参加した鵡川中央小2年の丹羽叶君(7)は列車に乗ったのが初めてといい「ガタゴトという揺れが楽しかった。切符もあっという間に買えた」と笑顔だった。