安平町は、町内への移住を検討している人向けに期間限定の「おためし暮らし住宅」を実施する。町で用意した住宅で1週間から1カ月ほど暮らしてもらうユニークな取り組み。町は4月から来年3月の期間中に体験入居を希望する個人、世帯を募集している。
将来的な町への移住定住につなげていこうと町独自に行っている事業。一昨年の胆振東部地震発生後、一時中断したが、昨年7月から随時受け付けを再開していた。
今回提供するのは、早来大町99にある車庫付きの平屋建て3LDKの住宅で居間と台所、風呂のほか、和室1部屋、洋室2部屋を用意。使用料は1週間以内2万4000円、2週間以内3万2000円、3週間以内4万円、4週間以内4万8000円。原則1カ月までだが、空き状況、希望に応じて5週目以降を7700円の追加で貸し出す。町の担当者は「定年世帯が多いが、町では子育て支援や教育にも力を入れている。子育て世代にも来てもらいたい」と話している。
希望者は31日までにファクス、電子メール、郵送のいずれかで申請すること。問い合わせは、町政策推進課 電話0145(22)2751、ファクス0145(22)2026、電子メール(m―suishin@town.abira.lg.jp)。