白老町は9日、4月開業の民族共生象徴空間(ウポポイ)の来館者をもてなす公共花壇を寄贈した日本製紙北海道工場白老事業所に感謝状を贈った。
花壇の寄贈は同社の地域貢献活動で、ウポポイ近くの道道沿いに整備。縦、横5・7メートルの正方形で、花壇を囲う木枠には、特殊な保存剤で30年以上の耐用年数を持つ木材を使用した。色とりどりの花でウポポイ来館者を迎えるため、パンジーやビオラの花苗350株を植え、昨年12月までに完成させた。
町役場で戸田町長から感謝状を手渡された同社白老事業所の髙橋正人所長は「ウポポイが白老の発展につながれば」と期待。戸田町長は「おもてなしの心で観光客を迎えたい」と述べ、同社の善意に感謝した。