安平町早来新栄のホクレン南北海道家畜市場で8日、肉牛の「初競り」が行われた。道内各地から子牛の黒毛和牛など1033頭(前年比60頭減)が競りに掛けられ、996頭(同79頭減)が取り引きされた。成約率は96・4%だった。
初競りには道内各地の繁殖農家が上場し、この日は生後1年未満の素牛を筆頭に成牛、乳用交雑などを上場。市場内は牛の鳴き声や数字の動向が激しく、活気にあふれた。
ホクレン苫小牧支所酪農課によると、初競りでの1頭当たりの平均価格は67万4346円で前年を3万7676円下回った。取引高は6億7164万9000円。
黒毛和種1頭当たりの平均価格は去勢(雄)が82万5434円で、雌は71万7609円だった。前年の初日と比べると、雄が2万7000円、雌は3万9000円ほど下がっているという。