厚真町商工会やとまこまい広域農業協同組合など6団体が共催する厚真町新年交礼会が7日、町総合福祉センターで開かれた。町内外から約160人が出席。鏡開きなどで新春を祝うとともに、胆振東部地震からの復旧復興に向けて結束を強めた。
冒頭で主催者を代表した町商工会の寺坂文秀会長は、東京五輪・パラリンピックの聖火リレーが町内で行われることなどを挙げ、「今年は攻めの年。一日も早く明るい話題が共有できるよう、一丸となって取り組んでいく」と語気を強めてあいさつ。宮坂尚市朗町長は「仮設入居者や避難生活を強いられている方の日常を取り戻し、被災地の災害復旧を加速させることが一丁目一番地の課題。50年後、100年後に胆振東部地震からどのように立ち直ったのか、歴史のページを刻んでいきたい」と言葉に力を込めた。
鏡開きを行った後、町議会の渡部孝樹議長が乾杯の音頭を取って祝宴をスタート。参加者同士が料理を囲んで親睦を深めた。また余興では、厚真町出身で歌手の小寺聖夏さんが登場し、会に花を添えた。