JAとまこまい広域(宮田広幸代表理事組合長)はこのほど、厚真町総合福祉センターで第13回農業総合研修会を開いた。HBC北海道放送アナウンサーで気象予報士の近藤肇さん、農林水産省国際経済課の三野敏克課長が基調講演を通じて情報提供した。
同研修会は、農業を取り巻く現状がめまぐるしく変化する中で、迅速で的確な情報収集と情勢を分析する力を身に付けてもらおうと年に1回開催。東胆振1市4町から組合員や農業関係者ら約120人が参加し、学習した。
近藤さんは、昨年秋に岩手県や千葉県などで台風被害が相次いだ際に「正確な情報を出し切れなかった自治体もあると聞いている。警戒レベルや避難情報も、テレビでは伝え切れない」と説明。その上で激しい雨が降った時に、「自分の住む場所はどんな所なのか、避難経路、危険なルートも含めて事前に把握しておいた方がいい」とアドバイスしたほか、情報収集の手段として気象庁のホームページやテレビのデータ放送の活用をレクチャーした。
このほか、三野課長は「貿易をめぐる情勢と国内対策」について語った。