2020年安平消防出初め式が7日、町内の早来町民センターで開かれた。消防職員と団員による力強い行進を披露したほか、式典を執り行い、出席した関係者は火災など災害のない一年を願った。
屋外で行われた観閲式では、胆振東部消防組合消防署安平支署と追分出張所、安平消防団の約100人と車両14台がセンターに続く坂を一列になって堂々と行進。勇猛果敢に火事など災害に立ち向かっていく強い決意をにじませた。室内ホールに場所を移しての式典では、早来すずらん太鼓が無災害を祈願する和太鼓演奏を披露した。
式辞で及川秀一郎町長は、胆振東部地震からの復興まちづくり計画を盛り込んだ第2次安平町総合計画中期基本計画を策定したことに触れ、「未来に向けてのまちづくりに一体となって取り組んでいきたい」とあいさつ。「災害も複雑、多様化しており、職務の重要性が高まっている。町民の信頼に応えていただきたい」と力強く激励した。安平消防団の井上一雄団長は「一人ひとりが使命を全うしていきたい。一致団結し、消防団の組織力、訓練を通じて技術を高め、災害のない一年になるよう努める」と誓い、結束を呼び掛けた。
むかわ町の鵡川と穂別消防団は4、5の各日に、厚真町は6日にそれぞれ出初め式を行った。