寒くても、釣れてうれしい 登別漁港で初釣り堪能

  • 釣り
  • 2020年1月9日
ガヤを釣って喜ぶ松林さん
ガヤを釣って喜ぶ松林さん
20センチクラスのアブラコを手にした男性
20センチクラスのアブラコを手にした男性

  登別市の登別漁港で4日、ワームでガヤとアブラコが釣れていた。初釣りで見事に魚を手にした釣り人は、笑顔を見せていた。寒さが厳しく釣りづらい時期だが、丹念に釣り場を探すと何とか釣果を得ることができそうだ。

   登別漁港の防波堤には、男女7人の釣り人がいた。全員ルアーのワームを使って根魚を狙う、通称ロックフィッシュの釣りだ。ロッドにリール、糸、重り、ルアーがあれば始められる簡便さもあって近年人気になっている。

   登別漁港内の海底の一部には井形のコンクリートブロックが敷き詰められており、魚はその穴の中に潜んでいる。うまくルアーを操って、穴の中を探ると当たりがあることが多い。ただし根掛かりの可能性も高い。針先をワームの中に隠す装着方法をとるなど対策は必要だろう。

   防波堤の先端で友人2人と釣りを楽しんでいた登別市の会社員松林亮吾さん(23)は、25センチのガヤを釣り上げた。ひれがぴんと成長した魚体で引きが強く、ファイト中はロッドがよく曲がっていた。

   道具は7フィート1インチのルアーロッドに小型スピニングリールを装着。リール糸はPE0・6号。ショックリーダーはフロロカーボン8ポンド。シンカー3・5グラム。ルアーはグリーン系のグラスミノーM。松林さんは「今年初の釣りで魚が釣れたので少し寒いけどうれしい」と語った。

   防波堤では、ワームで20~35センチのアブラコも上がっていた。ロックフィッシュの釣りが好きな人は訪れる価値がありそうだ。

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