苫小牧港・西港の南埠頭(ふとう)では3日、サビキ釣りでチカが数は少ないが上がっていた。西港内はチカの魚影が薄くなり、釣りづらい状況になっている。
この日、西港の漁港区、入船公園、東埠頭では、ほとんどチカの釣果を確認できなかった。わずかに釣れていたのは南埠頭で、苫小牧市の男性が12センチ前後のチカを6匹上げていた。男性は「今時期なら大きなチカが100匹は釣れるはずなのに、当たりが全然ない」と首をかしげた。
地元釣具店の店主は「現在チカの群れは日中、沖合に移動してスケトウダラの産んだ卵を食べている。夜になって港内に帰って来ているはずだが、満腹で針掛かりしないのではないか」と説明した。