むかわ町は2、3両日、町穂別町民センターでイベント「恐竜フェスタ」を開いた。カムイサウルス・ジャポニクス(通称むかわ竜)の本物の化石が展示されたほか、化石のクリーニング体験、恐竜グッズの販売などが展開され、親子連れなどが楽しんだ。
2日は、町穂別博物館の桜井和彦館長が「新博物館への思い 穂別博物館のこれまでとこれから」のテーマで講演した。1982年に開館した同館で、カムイサウルス・ジャポニクスやホベツアラキリュウ、アンモナイトなどの発掘調査を進めてきた成果を説明。2026年春に開館する新博物館について「北海道の恐竜を中心に、北米やアジアの恐竜のつながりを紹介することを考えている」と話した。
家族4人で訪れた北広島市の小学4年生、上田悠祐さん(10)は「化石のクリーニング体験が楽しかった」と話した。