道内在住の外国人の増加を背景に、道と北海道国際交流・協力総合センター(HIECC・ハイエック)主催の「多文化共生に係る地域研修会&地域懇談会in浦河」がこのほど、市町村職員や浦河日中友好協会役員、牧場経営者など約20人が参加し日高振興局4階講堂(浦河町)で開かれた。
ハイエックの越前雅裕副会長・専務理事は「人口減少が加速している中で外国人労働者の数も年々増加。外国人が地域社会の一員として安心して暮らせるようにしていく必要がある」とあいさつした。
研修会では、ハイエックが今年8月に「北海道外国人相談センター」を札幌に開設。来年2月には浦河でも移動相談会が実施されることなどが紹介された。懇談会の意見交換では、管内の軽種馬牧場で働く外国人の厩舎(きゅうしゃ)スタッフが慢性的に不足している状況や、受け入れる際に起こっている問題点などの解決策を話し合った。