28日から台湾で開かれる中学硬式野球の「第17回日台国際野球大会」に出場する北海道選抜チームのメンバー20人に、日高リトルシニア(浦川聡監督、団員29人)から中川光月君(14)=浦河荻伏中2年=が選ばれ、25日に出発する。
大会は台湾から10チーム、日本から9チームが選抜され、北海道選抜は5日間で台湾チームと10試合を予定している。
中川君は2歳上の兄が野球をしていた影響で小学2年から野球を始め、荻伏野球スポーツ少年団に入団。中学1年からは兄を追い、日高リトルシニアに入団して硬式野球に取り組んでいる。身長171センチ、体重59キロ、右投げ右打ちの投手で、打順は中心の4番を打ち、投手以外では一塁手を務めている。
日高リトルシニアからの選抜メンバー入りは6年連続9人目。中川君は「(メンバーに選ばれて)素直にうれしい。自分の持ち味でもある球のスピードやコントロールで、直球と変化球を織り交ぜながら三振を多く取りたい」と意気込み、「日本と台湾の野球や文化の違いを見て、帰ってきたらチームで共有したい」と話している。
浦川監督は「とてもいい投手。中学生の中でもトップクラスの実力がある」と評価し、「台湾では主戦格として起用されることになると思うので、臆することなく全力投球を心掛けて最高の成績を収めてほしい」と期待を込める。
同球団では新入団員や体験練習も随時募集しており、希望者は浦川監督 携帯電話090(2698)0487。