白老町は来年1月13日、「民族共生象徴空間(ウポポイ)開設100日前イベントinしらおい」を町中央公民館講堂で開催する。北海道を拠点に活動する俳優の森崎博之さんによるトークショーや、白老町観光大使を務めるピアニスト石原可奈子さんの演奏といったプログラムをステージで展開し、ウポポイ開業への機運を盛り上げる。
上川管内東川町出身の森崎さんは演劇ユニット「TEAM NACS」のリーダーを務め、舞台やテレビで活躍。100日前イベントでのトークショーでは、戸田安彦町長や石原さんらも交え、アイヌ文化に対する思いやウポポイへの期待を語り合う。
白老町出身の石原さんは、「自然と人をつなぐピアノ演奏」をモットーに全国各地で活動している。ステージではピアノ演奏を披露するほか、白老アイヌ協会のメンバーによる伝統楽器ムックリとのコラボ演奏も行う。また、アイヌ民族文化財団職員らのムックリ演奏を予定している。
会場には、ウポポイPRの公式キャラクター「トゥレッポん」の着ぐるみも登場し、来場者を楽しませる。アイヌ文様刺しゅうなどアイヌ文化に触れられる作品展示も計画している。
開催時間は午後1時半から3時半。入場無料。問い合わせは町アイヌ総合政策課 電話0144(82)7739。
町は、3月5日の開業50日前に合わせたイベントも予定し、「カウントダウンイベントを通じて4月24日のウポポイ開業の機運醸成を図りたい」としている。