白老町の北海道栄高校(渡邊和弘校長)は16日、3年生の現代社会の授業で、町選挙管理委員会から借りた本物の投票箱を使って模擬投票を実施した。生徒たちは、投票体験を通じて政治参加の重要性を学んでいた。
公職選挙法の一部が改正され、2016年6月から選挙年齢が18歳以上に引き下げられたことを受けての恒例の授業。3年生約130人が国政選挙について学んだ。参院選を想定した模擬投票に参加した生徒は、選挙区の模擬候補者と比例代表の模擬政党「学費支援党」「個性重視の党」「釣りはロマン党」などの中から自分の主張と合う党を選び、投票用紙に記入した。教室の黒板前に設置した投票箱に、一人ずつ順番に投票用紙を入れていった。投票用紙は、選挙管理委員会役の男子生徒2人が開票して集計し、当選者を発表した。
投票を終えた3年3組の沖藤汐華(きよか)さん(18)は「一票の重要性が分かった。今度選挙があったときは必ず投票に行こうと思う」と語った。