白老町議会定例会12月会議は16日、氏家裕治(公明)、西田祐子(きずな)の2氏が一般質問を行った。主な質問と町の答弁は次の通り。
▽氏家裕治氏
―地域の防災活動の現状と課題について。
町「町としては地域の防災意識の高揚を図るため防災教育を推進したり、自主防災組織づくりの促進、大規模災害を想定した防災訓練を実施してきた。現在76町内会が自主防災組織を結成し、防災講座や防災訓練に参加していただいている。自然災害が相次ぐ中、地域防災力の向上に欠かせない防災組織の活動を維持、充実させていくための支援の在り方や人材育成が課題であると捉えている」
―町空き家等対策計画の進捗(しんちょく)状況と今後の進め方は。
町「計画策定後、空き家対策総合相談窓口を建設課に設置し、定期的な町内パトロールや空き家対策に関する情報をホームページ、広報などで周知、啓発する取り組みを行っている。空き家がもたらすさまざまな問題を解消するため、町空き家等対策協議会や庁内検討会議を中心として各課の連携を図りながら、空き家化の予防や適正管理、利活用などの取り組みを進める」
▽西田祐子氏
―放課後児童クラブの入所状況と課題について。
町「町内の放課後児童クラブは5施設あり、1日現在の登録児童数は長期休業中のみ利用する児童を含めて160人。全児童数の31・5%で、支援員と補助員の21人で対応しているところ。年々、利用児童数が増加しており、さらに増える場合は支援員の不足が見込まれ、施設が狭くなることも課題となる。利用状況に応じた人員配置や安全、安心に活動できる場の確保が必要になると考えている」
―幼児や児童生徒の登下校時の安全対策について。
町「保育園などの場合は、園の中まで保護者が付き添う形となっており、安全には注意が払われている。児童生徒の安全対策については、地域住民や保護者による見守り活動、教職員による定期的な街頭指導、教育委員会による巡回などを行っている。今後もさまざまな関係機関と連携し、子どもの安全確保にも取り組んでいきたい」