日本海さけ・ます増殖事業協会千歳事業所は7日で千歳川のインディアン水車(捕魚車)による今季のシロザケの捕獲を終了した。今季は昨季比86%(11万9735匹)増の25万8945匹。2015年以来4年ぶりで25万匹台となった。
今季の捕獲は7月22日にスタート。ふ化事業を目的に採卵のための捕獲は8月21日に始まった。
7日午前8時の気温は氷点下6度(気象庁アメダス)。今季最終の水揚げは川霧が発生する厳しい冷え込み。凍ったデッキに川の水を掛けて解凍してから雌43匹、雄50匹を水揚げした。終了後、捕魚車の取り外し作業を行った。
久々の25万匹超に同協会の安藤孝雄専務理事は「今季は早々に予定の採卵数が確保できた。来季も期待したい」と笑顔で語った。