2年連続で全国高校駅伝競走大会(22日、京都市)に挑む北海道栄駅伝部の壮行会が9日、同校体育館で開かれた。400人以上の全校生徒をはじめ、学校教員、さらには歴代駅伝部OBのサプライズビデオレターなど、多くの関係者から激励を受け、選手たちは大舞台出走への決意を新たにした。
吹奏楽部の奏でる軽快な音楽に合わせて、10月の全道大会(北見市)準優勝旗を持った小野隆一朗主将(3年)を先頭に、選ばれし都大路登録10人が入場した。小野主将が決意表明し、「この日のために1年間練習してきた。最高の走りを見せることができるように頑張ります。応援よろしくお願いします」と語った。
主将らチームの熱い思いを受け取った渡邊和弘校長は「コンディションをしっかり整えることが、より良い結果を導き出す。自分のベストの状況でスタートラインに立ってほしい」と本番まで2週間を切り、病気やけがなく過ごすことを願った。
また、在校生を代表して髙木香葉生徒会長(2年)が登壇。「普段の練習の成果を十分に発揮して、全国大会でも頑張ってください」とエールを送った。
今季の駅伝部の活動を写真などで振り返った応援ムービー上映では駅伝部、同部とつながりの深い陸上部の歴代OBによる激励のビデオレターも流れた。小森コーポレーション陸上競技部に所属する柴田拓真(25)=道栄高―平成国際大=は、部員数が少ない時代に他部活から助っ人を借り奮闘してきた苦労人。「都大路での爆走を期待してます」と伝えた。
駅伝部は13日に事前合宿のため岐阜県へと向かう。19日から決戦の地京都市内に入り、本番に備える予定だ。