安平町復興ボランティアセンターやあびら観光協会など町民有志でつくる「あびら復興加速実行委員会」が主催するはしご酒イベントが7日、町早来地区の飲食店で開かれた。町民ら約50人が同地区のレストランや焼き肉店、居酒屋などを巡り、師走の夜を楽しんだ。
同イベントは、胆振東部地震で被災した町に活気を取り戻そうと昨年12月にスタート。追分、早来の両地区で交互に行っており、6回目の今回は「ハシゴ酒忘年会!2019~in早来~」と銘打って開催。地元の6店舗が協力した。
開会に先立ち、レストランしばらく(早来大町)でセレモニーが行われ、同実行委の中村陽史実行委員長があいさつ。「活気ある町にしようと頑張っている。一緒に町を盛り上げていきたい」と結束を呼び掛け、同ボランティアセンターの井内聖センター長の乾杯の発声でそれぞれ各店舗に繰り出していった。
各店ではこの日に合わせて1000円のイベント限定メニューも用意し、参加者はビールなどを片手に会話を弾ませた。今回初めて参加したという早来新栄の細川雅也さん(37)は「(イベントがあることで)今まで行ったことのないお店にも行きやすい。いろいろな広がりができてありがたいですね」と話していた。