JOC標準記録突破へ猛練習―アブロス日新・沼ノ端SC

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  • 2019年12月6日
悲願の全国舞台目指し練習する水谷
悲願の全国舞台目指し練習する水谷
標準記録再突破に意気込む牛田
標準記録再突破に意気込む牛田

 苫小牧市内のアブロス日新、沼ノ端の両スイミングクラブ所属選手が、来春の全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会(東京都)=短水路25メートル=出場の標準記録突破に向け、猛練習に励んでいる。8日には年内最後の公式戦、JSCA北海道ブロック短水路大会参戦を控える。1年の締めくくりを、吉報をつかんで終えることができるか。期待が高まる。

 アブロス日新は、女子50メートルバタフライの水谷くるみ(錦岡小4年)が標準記録まで0秒75に迫るほか、男子50メートル自由形の熊谷篤(泉野小5年)、佐々木将人(凌雲中2年)がそれぞれ1・5秒以内と射程圏内にいる。

 水谷は「夏以降、一気に成長してきた」とアブロス日新の津谷敬太コーチが表現する伸び盛り。先月上旬の北海道スプリント(札幌市)では、「手のかきがうまくいった」と32秒95をマークした。8日の一戦で全国切符獲得を宣言し、「頭を動かし過ぎないで、呼吸も5回程度に抑えたい」と意気込む。

 また、熊谷は泳ぎのフォームが確立してきたことで「手のかきが強くなった」と手応えを口にする。佐々木は日々のプール練習のほか、自宅で懸垂や腕立て伏せなど自主練習にも力を入れる。瀬戸大也、マイケル・フェルプス(アメリカ)といったトップスイマーの泳ぎの動画も熱心に分析し、泳力向上に役立てている。「今のままじゃ、まだ全国には行けない」とさらなる努力を誓う。

 一方、今年8月のJOC夏季大会で14種目に計6選手が参戦し、2人の入賞者を出したアブロス沼ノ端は、現時点で標準記録突破者なしと少々出遅れている。夏以降に年齢区分が一つ上がる選手が大半を占め、標準タイムが上がったことが要因の一つ。「全国に出ることがすべてではないが、区分の壁を痛感している最中」と大江俊彰コーチは言う。

 その中で、夏と年齢区分が同じ50メートルバタフライの牛田真奈(日新小6年)は、今年6月に出場した大会で29秒53をマーク。標準記録(29秒60)を上回るタイムだが、JOC春季大会の参加資格は8月22日以降の公式・公認競技会で標準突破することが条件になっている。

 「レースになると泳ぎが固くなってしまう」と自己ベストにはいまだ届いていない。8日の大会で「29秒前半の泳ぎをしてJOCを決める」と力強い。

 JOC夏季大会の男子13~14歳50メートル自由形で8位入賞、秋の国民体育大会(茨城県)にも出場した高橋良汰(明倫中3年)は、50メートル自由形の標準記録(23秒64)にあと0秒25と迫っている。スタート、ターン後の水面上昇時に「始動がまだ遅い」と自己分析。早急に改善する構えだ。

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