日本サーフィン連盟北海道支部は11月29日、昨年9月の胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町に支援金として11万5192円を寄付した。瓜田雄貴支部長(40)と会員の近藤一郎さん(40)が町役場を訪れ、宮坂尚市朗町長に善意を届けた。
瓜田支部長が声を上げて今年8月、浜厚真の海岸で第1回の厚真町長杯を開催。参加者から徴収したエントリー費の一部と会場内の各ブースに募金箱を設置し、寄付を呼び掛けた。当日は小学生から一般までの約80人がクラス、年代などの10カテゴリーに分かれて競技を展開した。
厚真町は年間約6万人が訪れる道内有数のサーフィンスポットで、全国大会につながる道予選なども開催されている。瓜田支部長自身も「若い頃から浜厚真の海岸に通っていたし、何か恩返しができないかと考えていた」と話し、「今後、支援金だけではなく、サーフィンで厚真町を盛り上げていけたら。大会も継続して地域と一緒に盛り上がる大会に育てていきたい」と意欲を示した。