第4回むかわ町社会福祉大会がこのほど、道の駅「四季の館」たんぽぽホールで開かれた。日本笑い学会秋田県人会会長の人星亭喜楽駄朗(じんせいてい・きらくだろう)さんが「人生漫談~健康と笑いは幸せへのかけ橋」をテーマにした記念講演を行い、ユニークなトークで来場者を笑顔にした。
町社会福祉協議会、町共同募金委員会が主催し、地域福祉の啓発を目的に2009年から3年に1度開催。当初は昨年を予定していたが、胆振東部地震で大きな被害を受けたため、今年に延期となっていた。
人星亭さんは「笑いはリアルタイムでないといけない」と言い、自らのネタを次々に披露し、会場を笑いの渦に。また、子育て世代の親向けにもアドバイス。子どもを木の根っこに例えて「根は近くに栄養がないと、探しに行く。水をやりすぎるのはよくない。適度に距離を置いた方がいい」と助言したほか、「学校で起きる子どものトラブルに親が入ってもいいことはない。学校に怒鳴り込むのではなく、その場で子どもが切り返せるように提言してあげて」と呼び掛けた。
式典では、長年にわたって町社協の運営発展や社会福祉の向上に尽力した町民などを表彰。前町社協会長の松田明雄氏ら町社協役員をはじめ、民生委員児童委員、共同募金委員会や遺族会など社会福祉関係団体役員、自治会・町内会役員、社会福祉事業に多くの寄付で貢献した小金澤組に会長表彰が贈られた。
このほか、社会福祉事業に協力した36人1団体へ会長感謝状、地域住民などに奉仕した2人6団体へ会長善行者表彰をそれぞれ贈呈。募金運動に協力した個人、団体・学校などには北海道共同募金会会長感謝状を伝達した。