厚真町上厚真小学校(井内宏磨校長)の5年生児童は27日、今年の米作りでお世話になった関係者や保護者を招いた「カレーライス会」を開いた。児童自らが米作りに挑戦してできたご飯を使ったカレーライスを提供し、感謝の気持ちを届けた。
カレーには、ジャガイモやカボチャなど校内で育てた野菜を使用。ご飯は、5年生がプロ野球「北海道日本ハムファイターズ」とコラボした町観光協会による体験事業「田んぼのオーナー」に参加し、田植え、収穫した米を使った。
会場になった教室には、「米作りを体験させてくれてありがとう」「これからもよろしくね」といったメッセージが書かれ、保護者や球団職員、田んぼのオーナー関係者を招待。もっちりとしたご飯と野菜の甘みが絡み合った絶品のカレーを振る舞い、それぞれが「おいしい」「(野菜が)甘い」とうれしそうに口に運んでいた。
三上栞奈さん(10)は「野菜を洗ったり、いろいろと大変だったが、自分たちで作ったお米だからいつもよりおいしかった。カレーがおいしいとか、カボチャがおいしいと言ってくれてよかった」と話していた。