苫小牧の女子中学生バレーボール選手が中心となって結成された苫小牧VCが23、24の両日、札幌市内で開かれた櫻田義人杯第6回北海道ヤングクラブバレーボール連盟交流大会女子シニアの部で優勝した。2年目の参戦で早くもつかんだ栄冠。チームを率いた川口智将監督(啓明中教諭)は「選手全員が伸び伸びとプレーしてくれた」とたたえた。
北海道バレーボール協会、北海道ヤングクラブ連盟共催の今大会同部には全道の4チームが出場。2日間にわたって総当たり戦を展開した。苫VCは伊藤凛(啓明)、三宅優衣(同)、秦妃音(和光)、澤田里音(同)、浅川真帆(青翔)ら今春の地区対抗道優秀選手選抜大会女子の部優勝を知る3年生を軸に市内、札幌の1、2年生計11人で挑んだ。
初戦のsafilva北海道U15にフルセットの末1―2で敗れた苫VCだったが、続く稚内VBS、旭川ヤングバレーボールクラブにはそれぞれ2―0のストレート勝ち。2勝1敗で3チームが並び、得失のセット率で勝って頂点の座をつかんだ。「正直、まさか優勝できるとは思っていなかった。みんな大喜びだった」と川口監督は目を丸くして振り返る。
夏の中学校体育大会を最後に一戦から退いた最上級生に、「試合ができる機会を」と川口監督が昨年から市内各校に呼び掛け参戦している。今交流大会はネットやボールの規格が高校年代と同じ仕様。「来年を見据えたいい練習になったのでは」と指揮官は話した。
男子ジュニアの部に参戦した苫小牧ジュニアを合わせた結果は次の通り。
【女子シニア】
▽リーグ戦
safilva北海道U15 2―1苫小牧VC
苫小牧VC2―0稚内VBS
苫小牧VC2―0旭川ヤングバレーボールクラブ
稚内VBS2―0旭川ヤングバレーボールクラブ
safilva北海道U15 2―0旭川ヤングバレーボールクラブ
稚内VBS2―0safilva北海道U15
▽順位 (1)苫小牧VC 2勝1敗(2)稚内VBS 2勝1敗(3)safilva北海道U15 2勝1敗(4)旭川ヤングバレーボールクラブ 3敗
【男子ジュニア】
▽決勝トーナメント1回戦
釧路広域クラブ2―0苫小牧ジュニア
▽予選B
帯広連合ジュニアエースB2―0苫小牧ジュニア
苫小牧ジュニア2―1留萌JVC