白老町環境町民会議(中野嘉陽会長)と同町主催の「白老の自然パネル展」が白老コミュニティーセンターで開かれている。30日まで。
町内で環境保全などに取り組んでいる各団体の活動状況を伝える催し。同町民会議やヨコスト湿原友の会、萩の里自然公園管理運営協議会、白老山岳会、植物ボランティアグループ・サリカリア、花とみどりの会などが出展し、自然観察会や花壇整備、海岸清掃などの活動を紹介した写真を並べている。
この中でヨコスト湿原友の会のコーナーでは、多様な動植物が息づく湿原環境を守るため、外来植物オオアワダチソウの抜き取りなどに取り組んでいることを紹介。湿原で撮影した野鳥の写真も展示し、環境省の「日本の重要湿地」に選定された貴重な自然を後世に引き継ぐ大切さを呼び掛けている。
同町民会議と同町は30日、白老コミセンで「しらおい環境セミナー」も開催する。空知管内栗山町で里山づくりを進めているハサンベツ里山計画実行委員会の高橋慎実行委員長が「人と自然と共生するまちづくり34年の歩み」と題して講演する。入場無料で、時間は午後1時から3時まで。問い合わせは同町民会議事務局 電話0144(82)5110。