白老・戸田町長が3期目の所信表明、幸せ実感できる郷土に

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2019年11月27日
所信表明演説で「町民が幸せを感じるまちを目指す」と力を込める戸田町長

 10月の白老町長選で3選を果たした戸田安彦町長は25日、町議会定例会11月会議で3期目の所信表明演説を行った。向こう4年間の町政運営のテーマは「共生共創 共に生き、共に幸せを創るまちへ」と掲げ、安心・安全に暮らせる生活基盤の整備や民族共生象徴空間(ウポポイ)を核とした観光施策の強化、関係人口の創出に取り組むと強調。「町民が幸せを実感できる郷土・白老となるよう全身全霊を懸ける」と述べた。

 戸田町長は、人口減少と少子高齢化の進展、災害の多発化、公共施設の老朽化といった課題を取り上げながら「将来にわたり町民が安心安全、快適に暮らすことがきでるように持続可能な行財政運営を行っていく必要がある」と力説。今後の政策展開については(1)豊かな自然と生活の基盤を未来へつなぐ輪(わ)(2)健やかで感謝と思いやりにあふれる人の和(わ)(3)その人らしさを育み、一人ひとりが輝く我(わ)(4)地域資源で活力を生み出し、循環させる環(わ)(5)対話を通じてみんなが参加・活躍できる話(わ)―の五つの「わ」を基本にするとした。

 基本政策の展開を進める上では「町民の思いや願いをしっかりと受け止め、町民のために何をやらなければいけないのかを考え、公約の実現を目指し全力を尽くす」と表明。3期目公約に掲げた「安心」「元気」「学び」「活気」「希望」の5分野に基づく15政策を推し進めるとした。

 3期目について戸田町長は改めて「これまで追求してきた多文化共生の理念の下、共に幸せを実感できるまちを目指したい。公約の政策は早い段階で手掛け、町民目線に立ち、地に足を着けた確かな取り組みで実現を図りたい」と力を込めた。

 〈5分野15政策の主な内容〉

 【安心】

 ▽公共インフラの老朽化対策と計画的な生活道路整備

 ▽防災・減災体制の強化と地域防災力の向上

 ▽高齢ドライバーの免許返納支援制度の創設

 【元気】

 ▽成年後見人センター設置やバリアフリー促進

 ▽子育てサイト構築や産後ケア実施。中学生までの医療費助成完全実施

 ▽町立国保病院の経営安定化と早期改築

 【学び】

 ▽「リクエスト給食の日」創設。ICT(情報通信技術)教育の充実

 ▽スポーツを通じた健康増進や大会誘致。文化芸術に親しめる機会の充実

 ▽郷土やアイヌ民族の歴史文化の学びを通じた子どもの郷土愛醸成

 【活気】

 ▽1次産業の振興とブランド産品の販路拡大

 ▽低利融資や商品開発支援による中小企業、商店街の活性化推進

 ▽ウポポイを観光の起爆剤とし、まちの魅力を発信し関係人口を創出

 【希望】

 ▽「がんばる地域コミュニティー応援事業」を拡充。町内会活動の促進

 ▽公共施設の更新と長寿命化を計画的に実施し、財政負担を平準化

 ▽町民、地域、団体、企業の連携による地域課題解決の取り組み支援

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