平取町子ども会育成連絡協議会(香田文雄会長)主催の災害発生時の避難所での動きを想定した「防災キャンプ」が23日、荷菜研修センターで開かれた。義援金を活用した胆振東部地震復興特別事業。
キャンプには児童32人と母親ら約100人が参加。日高振興局職員、平取高校ボランティア部員の指導で、避難所での段ボールベッドづくりや新聞紙を利用したスリッパ、皿づくりを体験した。
協力した陸上自衛隊第7師団(千歳市)から駆け付けた装甲車や道警の投光車両、門別警察署のパトカー、平取消防署の救急車など特殊車両の見学と試乗も行った。
昨年9月の胆振東部地震を経験しているだけに、子どもたちも真剣な表情。夕食は自衛隊員が炊き出したカレーライスを食べ、夜は自分たちで組み立てた段ボールベッドで就寝した。翌朝はレトルトパックの防災食を食べてから、バスに乗り込んで千歳市防災学習交流センター「そなえーる」も見学した。